『仮面ライダーグリス』武田航平と高田夏帆が語る『ビルド』人気を支えるスタッフ&キャストの絆 – 小説版発表にアニメ化も期待

2018年に放送終了を迎えた『仮面ライダービルド』の正統な続編スピンオフ作品「ビルド NEW WORLD」の第2弾として、仮面ライダーグリス/猿渡一海を主役に迎えた東映Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』(監督:中澤祥次郎)のBlu-ray&DVDソフトが、11月27日に発売された。これを記念して、主演の猿渡一海役・武田航平とヒロインの石動美空役・高田夏帆が、東京・アニメイト池袋本店にてトーク&握手会イベントを開催した。

『ビルドNEW WORLD仮面ライダーグリス』は、2019年1月に期間限定公開、4月にBlu-ray&DVDを発売した東映Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』に続くスピンオフ作品の第2弾。かつて地球外生命体エボルトの犠牲となった人々を救うため、仮面ライダービルド/桐生戦兎(演:犬飼貴丈)は「新世界」の創造に成功するが、一時的に復活した「パンドラパネル」の影響で、ネビュラガスによる人体実験を受けた者にだけ「旧世界」での記憶が甦った。本作では、猿渡ファームという農場を経営する熱い男・猿渡一海(演:武田航平)をドラマの中心に置き、一海を「カシラ」と呼び慕う三羽ガラスこと赤羽(演:栄信)、青羽(演:芹澤興人)、黄羽(演:吉村卓也)の”絆”や、一海が心奪われているアイドル「みーたん」こと石動美空とのコミカルなやりとりなどを交えて、科学の力で世界征服を狙うマッドサイエンティストと凶悪テロ組織に戦いを挑む仮面ライダーグリスの活躍を描いている。犬飼貴丈、赤楚衛二、水上剣星、滝裕可里、越智友己、木山廉彬といった『仮面ライダービルド』メインキャストが再結集を果たしているのにも注目が集まった。
※記事内には『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』の内容に触れている箇所があります。未視聴の方は視聴後に読むことをおすすめいたします。

客席を埋め尽くした大勢のファンの拍手に迎えられ、ステージに現れた武田は「『ビルド』が終わり、次の『仮面ライダージオウ』も終わり、今は『仮面ライダーゼロワン』が放送中。そんな中でもまだ『ビルド』が続いている。『ビルド』はキャストもスタッフも仲がよく、そんな風だからこそ気持ちが薄れずにここまで作品を作ってこれたんじゃないかな」と、2作目のスピンオフ作品にして自身の初主演作のパワーの強さの裏に、キャスト・スタッフともに強いチームワークがあったことをしみじみと語った。

武田から「髪を切ってよりかわいくなった」という言葉をかけられた高田夏帆は、「テンションぶちアゲ! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔を見せながら挨拶。『グリス』撮影時の思い出をMCより問われ、「3月の撮影だったんですけど、クランクインの日に雪が降ってきて、これって”グリスブリザード”だ! 奇跡だ! と思ってビックリした」と、『ビルド』テレビシリーズにおける仮面ライダーグリスの最強形態「グリスブリザード」を連想させる天候になって喜んだことを振り返った。

作品のどこを観てほしいか?という質問に高田は「このスピンオフ作品をご覧になる前に、『ビルド』テレビシリーズや『仮面ライダークローズ』、映画とかをぜんぶ観てほしい!」と、作品世界をすべて知っておいてから本作を観ることを強く薦めていた。武田は「やはり、夏帆ちゃん(美空)の”告白”シーンを観てほしいですね! 俺はもう何回も何回もリピート視聴してますよ! 髪を切った今の状態でもう一度”告白”してもらってもいいですよ。また新規撮影してもらえませんかね? TTFC(東映特撮ファンクラブ)とかで!!」と、まさかの”告白”シーンのおかわりを要求。これに対して高田は「もう一度告白するのなら、別に料金がかかります! 有料コンテンツです(笑)」と絶妙な返しを投げかけ、武田を焦らせた。

冒頭、美空の言葉を誤解して勝手に舞い上がり、妄想の中で激しく自問自答する一海のコミカルな場面が笑いを誘ったが、武田によるとここは「この作品と同じく武藤将吾さんが脚本を書かれ、僕も出演したドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』の中津秀一(演:生田斗真)のオマージュ」だったという。武田は「夏帆ちゃんの前でああいった演技をするのは恥ずかしかった」と照れるが、高田は「ノリノリでしたよ」と笑顔を見せた。

本作では、一海と三羽ガラスとの熱き友情描写も大きな見どころとなった。プライベートでも仲がとてもいいという武田と栄信、芹澤、吉村は「東映特撮ファンクラブ」内で『カシラ&三羽ガラス 感謝の西都遠征』という旅番組を収録したときのエピソードを語り「番組(前編)の中で、卓也にドッキリを仕掛けようということになって、腕相撲対決の直後に栄信が卓也にキレる~頭を下げた卓也が顔を上げた瞬間ネタばらし!みたいな段取りをつけてたんだけど、俺をはじめ周りの態度がふだんとぜんぜん違ってたので卓也が『最初から気づいてた』っていう(笑)。俺たち一週間も前から『栄信って、キレたら怖いんだよ』なんて卓也に吹き込んでいたんで、ぜったいに引っかかると思ってたのに!」と、長い前フリがまったく効果なかったことを嘆きつつ、さわやかな笑顔をのぞかせた。

本作の周辺の出来事としては、高田が「広島で『始球式』をやらせてもらったとき、硬球ボールの投げ方がわからなかったので航平さんに伝授してもらった」と話し、さらに武田に教えてもらった投げ方を極めるべく自主練習を繰り返し、万全を期したことを明かした。しかし武田は「夏帆ちゃんが俺に『投げますよー』と言って硬式ボール投げてきたけど、素手で受けると危ないんだよ!」と、グローブもなしで硬球を受けるはめになったことを苦笑まじりに振り返った。

また高田は、武田がカメラマンとなって自身のカレンダー撮影を行ったとき、ランニング中の武田の兄にたまたま出逢い、別日に別な場所でギター練習をしていたとき武田の弟を見かけたことで「武田3兄弟を制覇しました(笑)」と、武田の兄弟と遭遇した偶然について話した。その後「お兄さんは男らしいアニキっぽさがあり、弟さんはかわいいイメージ」と印象をふりかえった高田にすかさず武田が「じゃあ俺(の印象)は?」と尋ねると「うーん、足して2で割った感じ?」と返されてしまい「中途半端みたいじゃないか(笑)!」と憤る場面が見られた。

話題は中澤祥次郎監督に移り、高田は「なんといっても中澤監督は、『ビルド』テレビシリーズの”みーたんに憧れる一海”を初めて演出された、いわば生みの親ですから! 感謝しながら演じていました」と、本作でのドラマ上のポイントとなる「アイドル美空にけなげなアプローチをかける一海」のコミカル演出を信頼して演じられたと語った。武田も中澤監督の演出手腕に触れ「一海のカッコいいところはカッコよく撮ってくれる中澤監督はまた、夏帆ちゃんを可愛く撮られるんですよ。告白シーンもそうですし、グリスブリザードが自分を助けに来たのを知ったときの”切ない”表情とかね」と絶賛した。

『ビルド』全体についての思い出をふりかえった武田は「俺はわりと、貴丈に焼肉をおごらされることが多いんですよ。この前も、その前もおごっている。つい先日も『航平さん、また(焼肉)行きましょうよ』なんて言ってきた(笑)。これはもしかしたら永遠に続くのかもしれない! 剣星さんと俺は”お財布おじさん”なんですよ」と、『ビルド』チームで年齢が上の水上と武田が、犬飼たちに食事をおごることが定着しており、武田も苦笑しつつも仲間とのつながりの深さに、まんざらではなさそうな表情を見せた。

高田は数ヶ月前に一人暮らしを始めたのだが、最近気候がどんどん寒くなってきたのを受けて「電気カーペットがほしい」と切実な願いを語ると、武田がこれをしっかりと拾って「俺が買うんだろ!? そういう流れでしょうが! お財布俳優の俺が! 引っ越し祝いに買いますよ」と、さすがの漢気を見せて高田を感激させていた。

トークイベント終了間際には、武藤将吾氏と大森敬仁プロデューサーが共同で執筆するという『小説 仮面ライダービルド』の発売(2020年予定)が決定したと発表された。武田は「小説ができるとなると、違う方向に行けるかもしれませんよね。それこそ小説を原作にしてアニメ化するとかね。そうすると、俺は(一海の)声優をやらないといけない。忙しいなあ~。また”これが最後の祭りだ~”って言わないと(笑)」と、『ビルド』本編で言った”最後の”名セリフを『グリス』でふたたび言った照れくささを思い出したかのように”雑”な言い方をしながら、小説版の内容に大いなる期待をかけた。

マスコミ向けのフォトセッションでは、カメラを向ける取材記者に向かって武田が「交際宣言と書いてください(笑)」とニッコリ。高田もこの言葉に乗って指輪をはめているかのような手ぶりをして、ファンたちを笑わせた。

最後にマイクを手にした高田は「今まで出演したイベントの中で、いちばんリラックスして話せました! 今日はすごく楽しかったです」と最高の笑顔で挨拶。武田は「これでほんとうに最後のイベントになると思いますが、こうやって『グリス』という作品を残してもらえましたので、『ビルド』テレビシリーズ、映画、『クローズ』などと一緒にファンのみなさんの心に残しておいてくださればうれしいです。これからも『仮面ライダー』シリーズを盛り上げていって、世界に通用するコンテンツになっていけたらうれしいです!」と『ビルド』ならびに『仮面ライダー』シリーズ全体に熱い応援をしてくれるようファンに呼びかけ、イベントをしめくくった。

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